特集 リハビリテーション機器
<随想>
Functional Deviceへの夢
福本 安甫
1
1中伊豆リハビリテーションセンター
pp.165
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102321
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昔から「身体の傷なら直せるが,心の痛手は癒せまい」といわれる.しかし,1度作られた身体の傷跡は,再び元の何もなかった状態に戻すことはできない.まして,機能の完全喪失,欠損ともなると,より深刻な問題であり,心の痛手も増大することになる.こうした種々の障害を克服し,社会への適応を目指しているのが,リハビリテーションといえる.その一環として,我々はDeviceを利用して,障害の代償・補助を図っているが,患者の心の痛手を癒すまでには至っていない.
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