プログレス
義肢・装具支給体系上の問題/精神薄弱療育の諸問題(3)―教育の義務制
澤村 誠志
1
,
中村 健二
2
1兵庫県リハビリテーションセンター
2鉄道弘済会総合福祉センター弘済学園
pp.653
発行日 1980年9月15日
Published Date 1980/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102233
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義肢・装具の支給サービスの目的は,あくまで,患者・障害者の側に立って傷病後,できるだけ早期に最適な義肢・装具を支給することにある.このためには,第1次ケアを担当する開業医,救急病院と,2次的に専門的な立場にたって義肢・装具に対して充分な知識をもつチームで構成されたクリニックが地域面に必要である.このクリニックの理想的な姿としては,①新しい患者の受入れを評価,②最適な義肢・装具の処方と迅速な供給,③義肢・装着訓練の実施,④新しく開発されたパーツのフィールドテスト,⑤障害者同志の情報交換,⑥縦割り支給体系の一本化などがあげられる.
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