プログレス
義肢装具製作技術者の教育と資格制度/精神薄弱療育の諸問題(1)―早期療育
澤村 誠志
1
,
中村 健二
2
1兵庫県リハビリテーションセンター
2鉄道弘済会総合福祉センター弘済学園
pp.495
発行日 1980年7月15日
Published Date 1980/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102191
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外傷,疾病による切断者また,脳卒中,脊髄損傷,脳性および脊髄性小児麻痺などに装着する義肢装具は,リハビリテーション技術に重要な分野をしめている.これらの義肢装具は,障害の重度化,高齢化に伴い,電動装具,電動または空気圧義手,動力義足などにみられるごとく,最近の製作技術には,身体との接点における解剖,生理,運動学など臨床医学の側面とともに,材料,機械,電子工学など工学的な側面の知識が必要とされる.また,現実の義肢装具のクリニックにおいて義肢装具士は,医師,PT,OT,ケースワーカーなどとのチームアプローチの中で,製作技術は勿論のこと,処方,適合判定などに重要な役割りを占めている.
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