プログレス
身体障害者のリハビリテーション(5)/看護教育のめざすもの(5)―患者と学生とスタッフと
博田 節夫
1
,
薄井 坦子
2
1国立大阪南病院 理学診療科
2千葉大学・看護学部
pp.353
発行日 1980年5月15日
Published Date 1980/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102153
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リハビリテーションということばの使い方があまりにも不正確であるとの訴えを聞くことが屡々ある.例をあげれば,リハビリテーション学院,リハビリテーション室,家庭でできるリハビリテーションなどがそれである.
リハビリテーション学院が理学療法および作業療法の学校であることを知れば,外国人は日本のリハビリテーションを疑うであろう.多くの医療従事者はこの学校でリハビリテーションを教え,卒業生は依頼によりリハビリテーションを行うものと理解している.リハビリテーション室は理学療法のみからなっているのが普通で,患者はここで行われているのがリハビリテーションであると信じている.
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