特集1 '80年代の幕開けを迎えて
'80年代の理学療法界の展望
'80年代こそ制度的確立を目差せ/社会に対する責務を具体的な行動で/リハビリテーション医学の学問的確立を/真に血の通った理学療法を
関川 博
1
,
高木 輝彦
2
,
福田 修
3
,
種村 タネ
4
1東京警察病院
2長崎県立島原温泉病院
3北海道大学医学部附属病院
4新潟大学医学部付属病院
pp.8-9
発行日 1980年1月15日
Published Date 1980/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102067
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'80年代を迎え,改めてPT・OT制度の出来た1967年を振り返ったとき,はたして現状は当初の指針通りに進んでいるのだろうか?「理学療法と作業療法」誌第1巻第1号に,“新しい理学療法士と作業療法士の世界”と題して砂原先生の論文が掲載されている.この中にWHOの関連で何人かのリハビリ専門医が,我が国の実情報告として,第1に指摘した部分で“医学的リハビリテーションの近代的技術者の欠除である”と書いている.15年後の今日,関係者のご努力によって,技術者の養成はPT 2519名,OT 858名,養成校はそれぞれPT 19校OT 9校に達し今後も増設の予定と聞いている.この限りでは着々と初期の目的は達せられつつある.
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