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特集 義肢・装具ハンドブック
Ⅲ.上肢切断と義手
両側上肢切断者のADLと職業リハビリテーション
Activities of Daily Living of Bilateral Upper Extremity Amuputee and Vocational Rehabilitation
澤 治子
1
,
佐藤 富美子
1
,
長尾 恭代
1
Haruko SAWA
1
1国立身体障害センター
1National Rehabilitation Center for Physically Handicapped.
pp.867-877
発行日 1978年11月15日
Published Date 1978/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101813
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はじめに
第2次大戦後,米国から,能動義手の製作技術が導入されて20数年たち,各地で,技術的に良い義手が作られるようになってきた.そして,義手を装着する人間の強い意志とたゆまない努力の結果,能動義手は素晴しい機能を発揮している.
国立身体障害センター創設以来,来所した両側上肢切断者は55名に及ぶ.我々は,1973年9月~12月,1976年1月~4月,1978年4月~5月の3期に分りて両上腕切断者23名(27名中,死亡3名,未調査1名)両前腕切断者17名(19名中未調査2名),片上腕・片前腕切断者6名(9名中死亡2名,未調査1名)計46名について実態調査を行なった.その結果をもとにして記してみたい.表1は調査対象者の概況をまとめたものである.
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