とびら
患者側の評価
福井 圀彦
1
1神奈川県総合リハビリテーションセンター七沢病院医師
pp.713
発行日 1977年10月15日
Published Date 1977/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101557
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最近,ADLとならんで評価の問題が再検討されている.評価には残存能力だけではなく,介助度の評価も必要といわれるが,もっともなことである.なぜなら両者合せて1.0より多くなることがあるからである.たしかに重症患者や老人などでは3にも5にもなるであろうことは明らかである.
さて,評価を患者サイドに移してみよう.評価に際して「価値感の量と質との差」という表現がよく用いられるが,患者側からの評価はまさにこのことをよく表しているといえよう.
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