連載 口腔ケアを待つ人々・2
介護する側・される側の口の中
迫田 綾子
1,2
1日本赤十字広島看護大学看護学部老人看護学
2口腔ケア研究会
pp.464-467
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100525
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8020その後
私は在宅療養者を訪問しているうちに,ある問題に気づきました。それは老化や脳血管障害,痴呆などによってセルフケアが困難になった時,8020達成者は,歯のない人よりもっと悲惨な日々が待っている可能性があるということです。
「80歳で20本の歯を残そう」という8020運動が始まってから久しく,標語としては国民の間に浸透してきた感があります。広島では,5525運動というのもありました。55歳で25本の歯を残そうというものです。
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