Japanese
English
特集 職業前評価と就労
職業前評価と理学療法士―主に成人脳性麻痺を中心に
A Role of Physical Therapist in Prevocational Evaluation of Adult Cerebral Palsy
喜田 義次
1
,
北田 明子
1
,
林 真理子
1
,
栄 和子
1
,
佐々木 力三
1
,
溝西 孝吉
1
,
島崎 憲幸
1
,
坂中 照明
1
,
田村 春雄
1
Yoshitsugu KIDA
1
1大阪府立身体障害者福祉センター
1Osaka Prefectural Rehabilitation Center for Physically Handicapped.
pp.679-686
発行日 1977年9月15日
Published Date 1977/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101548
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
障害者の一人一人が,何らかの形でその人なりに可能な限り最高度の職業生活に入れるよういろいろな援助をする事が,職業リハビリテーションの過程である.そして,その人の持つ職業的可能性の探索,開発,潜在能力の伸張を行なう過程において,さまざまな要素が考えられる.その要素として,精神的・心理的ハンディと身体的ハンディから評価されねばならない.それらの必要度により職業的潜在能力が決められ,将来の職業的個性が決定される.また,そのかかわりにおいて,心理判定員・職業カウンセラー・ソーシャルケースワーカー・ST・OT・PT等の各職種が統合して協力し合う必要があるだろう(図1).しかし,PTとしていかにかかわるべきかというと,ほとんどまだ紹介されていない様に思われる.そこで,今回我々に「職業前評価と理学療法士」というテーマを与えられた機会に,成人脳性麻痺(以下成人CPと略す)を中心にしてPTからみたいろいろ
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.