The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 10, Issue 10
(October 1976)
Japanese
English
特集 職業的リハビリテーション
脳性麻痺の職業的リハビリテーションと作業療法
Vocational Rehabilitation and Occupational Therapy for Adult Cerebral Palsy
田中 堅
1
Katashi TANAKA
1
1中伊豆リハビリテーションセンター職能訓練課
pp.765-770
発行日 1976年10月15日
Published Date 1976/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101320
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Ⅰ.成人脳性麻痺者の現状
障害者職業リハビリテーションは,対象が広範囲に及び,障害の種類,程度等障害者の主体的条件及び社会的背景により,その目標達成への接近の方法は当然異ってくる.
中枢性の障害,特に脳性麻痺に対する職業的リハビリテーションの方法には,決定的なものはなく,医学的リハビリテーションの中では,早期発見,早期治療訓練が集中的かつ系統的に行なわれ,最近では,学齢前の脳性麻痺児で,すでに松葉杖を使っての,歩行の可能な者が,かなり多くあり,肢体不自由児施設に於いてもHyper tonicathetoid型の,いわゆる重度の脳性麻痺児は,減少していると言われている.
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