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本の紹介/リハビリテーション医学金書5「測定と評価」―和才嘉昭・嶋田智明著/「親こそ最良の医師」―グレン・ドーマン著・幼児開発協会訳
山下 隆昭
1
,
田原 澄彦
2
1兵庫県リハビリテーションセンター
2和光園
pp.548
発行日 1977年7月15日
Published Date 1977/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101522
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患者の治療を進めて行く場合,彼らの持つ能力を的確に把握し,個々の症状に応じた適切な治療プログラムの設定が必要なことは万人が認めるところである.この過程に重要な役割を果すのが測定と評価である.この分野において各テストの技術的な解説を行なっている文献は従来から多数あるが,本書に見る様にこれらを集大成し広汎にしかも多面的に捕えたものは内外に例を見ない.本書の特徴は測定・評価の単なる技術的な解説のみに留まらずこれらの実施の意義およびその解剖・生理学的背景を多数の文献的考察をもって説明している点である.我々が患者の評価を実施する時,ややもすれば機械的に行ないやすいが,本書に目を通すことにより,,常にその意義と背景を確認したいと思う.
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