資料
正常児における基本的習慣自立時期調査(Ⅱ)
森下 孝夫
1
,
片井 良江
1
,
池田 茂美
1
Takao MORISHITA
1
,
Yoshie KATAI
1
,
Shigemi IKEDA
1
1兵庫県立のじぎく園
pp.699-705
発行日 1974年11月15日
Published Date 1974/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100926
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調査結果
2.自立時期の男女差(表8):概して女子の方が男子より早い傾向にある.食事動作34項目のうち(35項目のうち,1つは食事時間の質問のため省く),自立時期の男女同じものは,26項目で全体の76%,男子が早いもの1項目・全体の3%,女子の早いもの7項目・全体の21%である.更衣動作では,男女差がはっきりと表われており,女子の早いものが大多数である.学習動作は,女子の方が早く自立する傾向があるが,ボールを投げる等,運動面においては男子が女子より早い
3.第一子と第二子以下との差(表9):男女差ほど一貫した差は表われていない.
特に更衣動作,数字の上からは差がみらない.学習動作では,自立時期の同じもの28項目・全体の59%,第一子が早いもの16項目・全体の33%,第二子以下が早いもの4項目・全体の8%で,第一子の早いものが多い.
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