Japanese
English
資料
正常児における基本的習慣自立時期の調査(Ⅰ)
Development of everyday skills in normal children
森下 孝夫
1
,
片井 良江
1
,
池田 茂美
1
Takao MORISHITA
1
,
Yoshie KATAI
1
,
Shigemi IKEDA
1
1兵庫県立のじぎく園
pp.635-639
発行日 1974年10月15日
Published Date 1974/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100910
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
昭和48年5月~7月の2カ月間,神戸市・明石市等の保育所・幼稚園・小学校,計69施設の児童2,842名を対象に,基本的習慣の自立時期の調査を行なった.
調査は,アンケート方式で,児童の保育者に回答を求め,食事・保健・更衣・学習の4動作群,計173項目について行なった.動作群の各項目について自立時期を求め,更に自立時期の男女差,第一子と第二子以下との差・保育歴による差と,ゲゼル・山下・西本の従来の自立時期との比較,およひ年齢による食事所要時間をまとめた.
その結果,1)自立時期は,従来と同じか早くなっている.2)女子の方が男子より早く自立する傾向がある.3)第一子と第二子以下では,さほど差はみられない.4)保育歴1年以上のものはO年に比べ,特に学習動作において早く自立する.5)食事所要時間は,6歳を境にして早くなっていることがわかった.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.