Japanese
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特集 運動療法
Ⅴ.筋疾患に対する運動療法
筋肉の構造と収縮機構
Structure and Contraction Mechanism of Skeletal Muscle
大井 淑雄
1
Yoshio OOI
1
1自治医科大学整形外科・リハビリテーションセンター
pp.1063-1075
発行日 1976年12月15日
Published Date 1976/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101375
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筋肉組織は動物の身体の一部分のいろいろな運動を司どっているものである.細胞質を構成する物質が著るしく伸縮性に富み細胞は収縮弛緩の方向に長くなった形をしており,各筋細胞はそれゆえに筋線維muscle fiberと呼ばれるのである.
筋肉はよく知られているごとく骨格筋skeletal muscle,平滑筋smooth muscle,そして心筋cardiac muscleに分けられ,また随意筋voluntary muscleと不随意筋involuntary muscleにも分けられる.本項では随意筋であり横紋のある骨格筋を主として議論することにしたい.理解し易くするためになるべく模式図,写真を用いた.
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