Japanese
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特集 運動療法
Ⅳ.末梢麻痺に対する運動療法
末梢神経麻痺の理学療法
Physical therapy of peripheral nervous palsy
細田 多穂
1
Kazuho HOSODA
1
1Physical therapy of peripheral nervous palsy
pp.1055-1062
発行日 1976年12月15日
Published Date 1976/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101374
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はじめに
上肢の末梢神経麻痺はしばしば手指の巧緻性をおかして,日常生活上非常に不便をきたし,また下肢の末梢神経麻痺は歩行に少なからぬ影響を与え,さらに神経損傷による直接的な麻痺に加え,二次的な関節拘縮や変形がおこることによって障害が重度になることはしばしばみられる.
日常の臨床場面で末梢神経損傷は比較的多く遭遇する疾患であり,われわれPTは一次的および二次的な障害によって生じたhandicapをいかに小さくできるかを,それぞれの原疾患,病態,及び二次的因子などを評価しつつ治療をすすめる必要がある.
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