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特集 リハビリテーション医学の基礎―正常生理と病態生理
Ⅰ.各種組織・系の正常生理
筋の収縮機構に関する最近の知見
Review of the Mechanisms of Muscle Contraction.
米本 恭三
1
Kyozo Yonamoto
1
1東京慈恵会医科大学整形外科
1Orthopaedic Surgery, Tokyo Jikeikai University, School of Medicine.
キーワード:
筋の収縮機構
,
筋疾患
Keyword:
筋の収縮機構
,
筋疾患
pp.889-894
発行日 1977年12月10日
Published Date 1977/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103885
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はじめに
骨格筋の生理や生化学,微細構造や病理に関する研究は,過去20年間にめざましい発展をとげ,この方面の知識は運動学にたづさわるもの,あるいは筋疾患の診療に当るものにとって,必要不可欠な知識となっている.また,これらの所見が診断の重要な決め手となっている疾患も数多く知られている.我国の研究者達がこの領域の進歩に果した業績は少くない.
今回,限られた紙面で全てを網羅することは不可能である.そこで筋の構造,収縮のメカニズム,病態へのアプローチ等を概説し,さらに深い知識を理解するための足掛りとしたい.
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