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第1回「理学療法と作業療法」賞・受賞論文
準入賞:在宅障害者のリハビリテーションサービス―一般病院の立場から
Rehabilitation Service in Home Care Program from General Hospital
鈴木 洋子
1
,
鶴見 隆正
1
,
水上 恵子
1
,
畠中 泰司
1
,
米沢 幸子
1
Yoko SUZUKI
1
1横浜市立大学医学部病院リハビリテーション科
pp.857-862
発行日 1976年11月15日
Published Date 1976/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101342
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Ⅰ.まえがき
近年,人口の老齢化に伴い,福祉の立場からコミュニティケアの必要性が強調されてきている.一方,身体障害者のリハビリテーションについても同様な論議がなされ,施設中心主義から在宅,及び地域社会でのケアの重要性がクローズアップされてきた.
とりわけ,一般病院における在宅障害者に対するリハビリテーションサービスは,スタッフの不足や地域サービスとの連系が少ないこと等の理由により,はとんどがhome programの指導,その後の数回のfollow upで終了してしまうのが現状である.しかし,入院時に充分な機能が獲得されても,それが発揮され,応用されなければ本来のサービスとは言えない.
そこで,今回我々は一般病院を軸とした在宅障害者の現状把握,環境に適した機能の維持,さらに,家族に対する指導を目的にした家庭訪問指導をしたので報告する.
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