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第1回「理学療法と作業療法」賞・受賞論文
入賞:地域リハビリテーション活動の中でのPTとOT―訪問指導に於ける一つの症例検討
The Field Work for Rehabilitation in PT & OT
工藤 俊輔
1
Shunsuke KUDO
1
1東京都立心身障害者福祉センター肢体不自由科
pp.850-856
発行日 1976年11月15日
Published Date 1976/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101341
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Ⅰ.はじめに
地域社会へのリハビリテーションサービスの一つである訪問指導はその必要性,緊急性が叫ばれながらマンパワーの問題やリハビリテーション施設の不足等の原因によりまだ十分な検討が成されていないように思う.本症例は病院リハビリテーションの対象であると思われながら後述する様な経過と事情により訪問指導と外来通所訓練のみで理学療法を行なわなければならなくなった頚髄損傷のケースである.そこでこの症例検討では病院リハビリテーションを経験せず直接地域へ回ってきたケースとして理学療法をどう応用したかという実践的な問題を整理しながら地域でのリハビリテーションサービスの今後のあり方について幾つかの検討を加えてみたい.
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