Japanese
English
特集 義肢
上肢切断術直後に対するOTの役割
Role of occupational therapist for upper extremity amputee
塚口 紀子
1
,
大喜多 潤
1
,
福本 久仁子
1
,
松田 美穂
1
,
清宮 良昭
1
Noriko TSUKAGUCHI
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
pp.507-512
発行日 1976年7月15日
Published Date 1976/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101251
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Ⅰ.はじめに
これまで術直後義肢装着法と,それにおけるOTの役割については,いくつかの文献が紹介されており,また本法施行の利点とこれを行なうについていかにチームワークを必要とするかは,繰り返し述べられており,ここで取りあげるまでもない.さて本法の実施については,当センターにおいて昭和46年4月から昭和51年3月現在までに30例の症例である.しかしそれにもまして,義手装着のみを目的として訪れる患者は多く,現在までに約70例に達している.ここでは上肢切断者が入院し退院するまでにリハビリテーションチームの一員であるOTが,どのような役割を果しているのか,また入院という中に手術が加わった場合,OTの役割にどのようなものが追加されるかについて,当センターが行なっている方法を,具体的に紹介していきたい.なお,術直後義肢装着法におけるOTの役割については,すでに当センター大喜多が報告しており,重複をさけるため重要な点のみ列挙したので,詳しい点については参考文献4を読んでいただきたい.
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