Japanese
English
特集 切断
上肢切断に於ける術直後義肢装着法
Immediate post-surgical prosthetics fitting for upper-extremity amputees.
大喜多 潤
1
,
中島 咲哉
2
,
原田 文子
1
,
福本 久仁子
1
,
松田 美穂
1
,
丸尾 宏子
1
,
三橋 保雄
1
,
岸本 孝子
1
,
雨森 邦夫
3
,
松田 宏務
3
,
和田 正人
4
OKITAMegumi
1
,
Sakuya NAKAJIMA
2
,
Fumiko HARADA
1
,
Hiroko MARUO
1
,
Yasuo MITSUHASHI
1
,
Takako KISHIMOTO
1
,
Kunio AMEMORI
3
,
Masato WADA
4
1兵庫県リハビリテーションセンター
2兵庫県リハビリテーションセンター整形外科
3兵庫県リハビリテーションセンター義肢開発課
4兵庫県リハビリテーションセンター医療ケースワーカー
pp.242-252
発行日 1974年4月15日
Published Date 1974/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100813
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Ⅰ.はじめに
これまで本法について,二・三の文献が紹介されているが,本邦に於ては当センターの沢村他が紹介したのみにとゞまっている.今回は角度をかえて,かゝわりあいの多いOTの立場から本法の実施について述べる.
本法はリハビリテーション医療のなかでも,チームワークを特に必要とし,各スタッフの切断者に関する豊富な経験が難問解決に不可欠であったこと,好成績の裏には神戸大学等で広く行われている筋肉を骨端部に固定縫合する方法(myodesis)に代表される切断手技も因していると思われる.
昭和46年4月より昭和48年12月現在までに両側前腕切断1例を含む21例の上腕及び前腕切断例の経験を基礎に本法の実施ついて,写真を配して一般標準的な術直後の治療について述べる.これは理想通りの経過であり実際の治療ケースでは紆余曲折があり,それらに付随して数倍の努力が必要となる.
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