◆特集 ケーススタデイ
術直後義肢装着法による一例報告
谷合 義且
1
,
川江 紀子
1
,
松田 美穂
1
,
中村 春基
1
,
古田 恒輔
1
,
栗山 洋子
1
,
大喜多 潤
2
1兵庫県リハビリテーションセンター
2玉津福祉センター
pp.21-25
発行日 1983年2月15日
Published Date 1983/2/15
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Ⅰ はじめに
切断者のリハビリテーションの目的は、手足の切断という心理的ショックをできるだけ軽減しながら早期に成熟断端を確保し、義肢の早期装着訓練を実施し、一日も早く社会または職場へ復帰させることにある。
上肢切断者のリハビリテーションの流れには図1で示すようにおおむね3つの過程がある。昭和38年、澤村らにより術直後義肢装着法および義肢早期装着訓練を下肢切断者に取入れ、その経験をもとに兵庫県リハビリテーションセンターにおいては昭和45年より上肢切断者に実施してきた。
今回は、本法施行例で極めて短期間に社会復帰(復職)した症例を経験したので報告する。
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