The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 9, Issue 11
(November 1975)
Japanese
English
特集 脳卒中
脳卒中片麻痺患者の利き手交換訓練の一方法―書字訓練について
On a laterality change training in writing activity for hemiplegia.
中井 敬三
1
,
衣川 博也
1
Keizo NAKAI
1
,
Hakuya KINUGAWA
1
1都心身障害者福祉センター
pp.775-781
発行日 1975年11月15日
Published Date 1975/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101115
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Ⅰ.はじめに
利き手が麻痺をきたした場合(多くは右片麻痺),入院中はもとより退院後最初の欲求として表われてくるものは,歩けること,手がよくなること,などのほかに意志疎通のため文字を書きたいということであろう.その療養が半年ないし1年位経ってくると,復職または再就職の必要性が生じてくる.このような社会的参加に対し,通勤可能範囲で,通勤形態の職種等を選択させる場合が多い.これらが満足されても,職場内や家庭内において必ずつきまとうことは,文字を書かなければならないということである.そこで片麻痺者に対する書字訓練の方法を具体的にのべることにしたい.
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