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◆研究と報告
右利き健常者における箸操作パターンの利き手と非利き手の一致性について—利き手交換訓練パターン決定のために
The Relationship between Operating Patterns of Each Hand in Using Chopsticks for Normal Right Hand Subjects : With Special Reference to Treatment Plan for Changing the Dominant Hand
山田 京子
1
,
清水 一
2
,
山田 英徳
3
Kyoko Yamada
1
,
Hajime Shimizu
2
,
Hidenori Yamada
3
1袋井市立袋井市民病院
2広島大学医学部保健学科
3町立浜岡総合病院
1Fukuroi Municipal Hospital
2Institute of Health Sciences, Hiroshima University School of Medicine
3Hamaoka Municipal General Hospital
キーワード:
ADL
,
利き手交換
,
動作パターン
Keyword:
ADL
,
利き手交換
,
動作パターン
pp.128-133
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
- 販売していません
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- サイト内被引用 Cited by
要旨:今回我々は「利き手と非利き手の箸操作パターンには一致性がある」と仮説形成し実験を試みた.右利き健常者38名を対象に利き手と非利き手における箸操作パターンを観測し,中田らの分類(3型)を参考にして記録した.そして利き手・非利き手各操作パターンの出現頻度を基に一致性を調べた.その結果,一致性は棄却された.しかし,利き手と非利き手の間に関連性が見いだされた.非利き手の示す箸操作パターンは利き手の示す箸操作パターンより1水準低い型を示す傾向が見られた.これらの結果より臨床的側面と,脳機能と手の機能の関連性という側面から考察を述べた.
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