Japanese
English
研究と報告
老人の関節可動域の研究
Study of joint-movable-sphere of the aged
伊藤 直栄
1
Naoe ITO
1
1社会福祉法人浴風会病院
pp.440-446
発行日 1974年6月15日
Published Date 1974/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100865
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Ⅰ.はじめに
受動的関節可動域は,一般的に関節の自動運動範囲の減少に伴って減退することは当然のことであるが,高齢者の場合は,一般的な用不用の原則と相まって退行現象が加わり,若年者の場合と比較して,その減少の度合が著しいと考えられるが,実際に,この種の報告は見当らない.それが日本的ADLとどう関連しているかは興味深いことである.
この研究では,更に現在日本で用いられている関節可動域正常値に対して高齢者ではどのような数値を示しているかを検討した.
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