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本の紹介/渡辺俊男著―「リラクゼーション」/井村恒郎著―「精神医学研究Ⅱ」
和才 嘉昭
1
,
前田 守
2
1九州リハビリテーション大学校
2洞爺協会リハビリテーションセンター
pp.196
発行日 1974年3月15日
Published Date 1974/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100801
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最近の医学の進歩に伴い,リハビリテーション医療の分野で担当する患者に,中枢神経障害者の占める比率が増加する傾向にあるが,この中枢神経障害者の治療や訓練の実施に際し,まず最初に体得させなければならず,しかも患者や治療者にとって悩みの種となるものに,リラクゼーション・テクニックがあげられる.
このリラクゼーション・テクニックは実技面は勿論のこと,その理論の学習において難解で,簡明に勉学できる書籍類が非常に少なく,苦労の連続であった.
書店を訪れたふとした機会に,医学の専門書棚以外のところではからずも,リラクゼーションと題しその理論と実技と応用を三編に分け,学生は勿論のこと臨床家にも日々大いに参考となり役立つように書かれた,渡辺俊男氏著「リラクゼーション」(不昧堂出版)を発見できたことは非常に幸であった.
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