私たちの本棚
検査技師に求められるもの—雲の階段—渡辺淳一著
東 克己
1
1杏林大学病院中央検査部
pp.182
発行日 1986年2月1日
Published Date 1986/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203587
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生来,読書とは縁遠い方であるが,それでも以前,電車で1時間余りをかけて通勤していた頃はけっこう読んでいた.しかし病院の近くに引越し,バイクで通うようになってからは,なかなか読む機会がない.
ようやく近頃,暇を見つけては日なたぼっこをしながら,渡辺淳一先生の本を手当たりしだいに読んでいる.つい先日も,技師会の集まりで「これからの臨床検査技師はいかにあるべきか」という激論(?)を戦わして興奮気味で帰った翌日,先生の『雲の階段』を手にした.内容は偽医者に関することで,あらすじは以下のようである.
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