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私たちの本棚
偶然の中で狂った運命—光と影—渡辺 淳一 著
老 克敏
1
1北海道立小児総合保健センター
pp.901
発行日 1987年7月1日
Published Date 1987/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204203
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- Abstract 文献概要
われわれ医療に携わっている者が興味をもって読める本の一つに,渡辺淳一の小説が挙げられる.彼の作品には外科医と文学者という両方の目をもって描かれたものが数多く,その一つ一つがわれわれにとって実に身近に感じられるものである.『光と影』は,渡辺淳一の直木賞受賞作品であり,実に強いリアリティーのある,優れた作品だと思う.
陸軍大尉小武敬介と寺内寿三郎は東京教導団の同期生であり,小武敬介は秀才の誉が高く学科でも兵術でも抜きん出た存在であった.この二人が加わった西南戦争は,西郷隆盛を首領とする鹿児島旧士族の反乱であった.
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