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気分次第読み放題・3
『信頼の構造』—(山岸俊男,1998.)
横井 郁子
1
1日本大学大学院理工学研究科医療・福祉工学
pp.276-277
発行日 1999年3月1日
Published Date 1999/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905798
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ひととの関係を知的に眺めたくなったとき
この本は,出版されてまもない頃,本屋で見てすぐに買いました.手に取るきっかけは帯の「推薦 佐伯胖」でした.現在は,日経の経済図書文化賞を受賞したということが帯の表に書かれており,佐伯氏の名前は後ろになってしまいました.したがって,時期によっては私が手にすることはなかったかもしれません.
決めたのは一瞬でも,その下地作りには時間がかかっています.臨床のナースたちがずいぶん励まされたPatricia Bennerの仕事が発端です.ただ,申し訳ないのですが,私はBennerよりも仕事のモデルとなったDreyfus modelに興味がありました.このDreyfus modelを調べていたとぎに,どこでどのように登場したのか覚えていないのですが,佐伯氏の名前が登場したという次第です.
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