臨床医学研究論

　本年の最終号である．そこで本号と次号で1971年をしめくくる意味と前進への足がかりの意味をかねて，4月30日から5月2日まで日傷会館（東京・新宿）で開かれた第5回日本作業療法士協会学会と，6月21-22日に東京文化会館（東京・上野）で開かれた第6回日本理学療法士学会の中から特に意義深いものをここにとりあげでみた．

　既に学会の雰囲気や運営については個々に報道してきてあるので，作業療法士協会学会からは，2つの討論会，‘OT評価の問題点’と‘OT教育を考える’を司会者であった寺山，鎌倉両氏に総括的に執筆いただき，理学療法士学会からは砂原，石川両先生の特別講演を掲載することとした．

　いずれも，1971年のPT・OT両領域にとって珠玉の論文であること信じて疑わない．