私の職場
神奈川県立こども医療センター肢体不自由児施設
弘田 光春
1
,
井波 アキ子
1
,
杉本 多美子
1
,
小原 暁子
1
,
前田 信子
2
,
河西 律子
2
1神奈川県立こども医療センター肢体不自由児施設訓練科
2神奈川県立こども医療センター
pp.618-622
発行日 1971年12月9日
Published Date 1971/12/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100539
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‘こども’の医療
‘こども’は‘おとな’を単に小型化したものではなく,‘こどもの病気’は,その種類,病態,診断法,治療,看護などすべての面で,‘おとなの病気’とちがいます.だから,‘こども’は‘こども’だけを対象とした病院で,小児疾患の特異性に通じた専門スタッフによって扱われるべきであります.このことは,欧米各国では,すでに十分に普及しており,多くの小児専門病院がありますが,わが国では,昭和40年にはじめて,国立小児病院が作られ,最近になって,いくつかのこども病院が設立されはじめました.このこども専門病院に,どちらかといえば,行政上の発想から肢体不自由児施設,重症心身障害児施設をあわせて,‘医療と福祉’の一体化をはかって生まれたのが,この神奈川県立こども医療センターで,このような形態は全国的にもはじめてのケースであります.
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