Japanese
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特集 切断
切断についての基本的考え方
Basic consideration on amputation
松本 義康
1,2
Yoshiyasu MATSUMOTO
1,2
1九州リハビリテーション大学校教育部
2九州労災病院整形外科
pp.1-7
発行日 1968年6月9日
Published Date 1968/6/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100108
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四肢の切断にあたり,外科医がまず考えなければならないことは,その切断が患者の生命を救うために必要であるということだけでなく,切断後義肢を装着する上に,できるだけ“良い”断端を形成する必要があるということである。緊急手術,たとえば,open-amputation,guillotine amputationのように,断端の形成は,第二義的になる場合があるであろう。しかしたとえその場合でも,二次切断について,さらにその後の義肢装着のことを常に念頭において断端の処理をすべきである。
次にあげた事項は,医師の処置によって左右される断端の条件である。
1.適当な断端長
2.断端の形状
3.手術法による筋力の温存
4.症状性の神経腫
5.癒着性瘢痕
6.荷重面の手術瘢痕
7.知覚,血液循環
以下これらについて解説を加えよう。
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