ケース・スタディ
重症片麻痺に対する歩行訓練の経験から
渡辺 昭二
1
1関東労災病院物療棟
pp.66-69
発行日 1967年11月9日
Published Date 1967/11/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100069
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はじめに
近来片麻痺に対する回復訓練の方法は進歩をみせ,より有効な形で行なわれるようになって,良い成績をあげつつある。しかしながら重症な新鮮例や,それほど重症と思われないが長期間臥床したままの患者の回復成績は,必ずしも満足できる状態ではないように思う。われわれはその両者に対して,それぞれの方法で回復訓練を行ない,特に歩行機能の再修得という面で,一応の成績をあげつつある。
そこで今回は重症で比較的新鮮な片麻痺に対する歩行訓練の経験から,一例を選び報告する。
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