カラーグラフ 目でみる耳鼻咽喉科
慢性副鼻腔炎術創の内視鏡的観察(2)
赤池 清美
1
,
窪田 哲昭
1
,
渡辺 一夫
1
,
金井 清次
1
,
中島 仁
1
,
鈴木 悟
1
,
渡辺 悟郎
1
1昭和大学藤が丘病院耳鼻咽喉科
pp.536-537
発行日 1980年8月20日
Published Date 1980/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209109
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慢性副鼻腔炎の術後,副鼻腔は感冒などによって容易に炎症を再燃させ,自覚症状や鼻内所見の悪化をきたすことはしばしばある。しかしこのような再感染に対して術創の抵抗性が問題であり,さらには炎症による肉芽の増生をも招き,術創の変形,狭窄などをきたす結果,再発や術後嚢胞の原因となる。
今回は,前回に引き続き,硬式上顎洞内視鏡を使用し、根治手術とジノプラスチックの術後経過について,感冒罹患を通じて観察してみたので報告する。
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