カラーグラフ 目でみる耳鼻咽喉科
慢性副鼻腔炎術創の内視鏡的観察(1)
赤池 清美
1
,
窪田 哲昭
1
,
渡辺 一夫
1
,
金井 清次
1
,
中島 仁
1
,
鈴木 悟
1
,
渡辺 悟郎
1
1昭和大学藤が丘病院耳鼻咽喉科
pp.456-457
発行日 1980年7月20日
Published Date 1980/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209095
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副鼻腔炎根治手術後の術創が複雑な形態で治癒することがあり,このことが副鼻腔炎の再悪化や術後嚢腫の発生に関係があるであろうということは想像されていたが,その実態は判然としなかった。筆者らは,今回,副鼻腔炎根治手術時に松本・西端式対孔を作製し,その対孔から硬式上顎洞内視鏡を使用することにより,鮮明に術創の治癒過程を観察できたので,筆者らが行っているジノプラスチック法の術後経過と対比して報告する。
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