薬剤
耳鼻咽喉科領域におけるビーゼットの使用経験
小田切 醇
1
,
大鹿 徳洋
1
1室蘭製鉄所病院耳鼻咽喉科
pp.87-89
発行日 1971年1月20日
Published Date 1971/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492207590
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Ⅰ.緒言
ビタミンB6は発見以来,抗皮膚炎因子として,主として皮膚疾患に用いられてきたが,今日では多方面にわたるその生理作用により,広く臨床に応用されている。さらに最近では補酵素型B6としてのリン酸ピリドキサミンの効果についてもいろいろと検討され,臨床上,その有効性は一段と認識されるに到つた。
今回われわれも,リン酸ピリドキサミン製剤(ビーゼット)を耳鼻咽喉科領域の主に皮膚や粘膜の病変に使用したのでその結果について報告する。
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