薬剤
耳鼻咽喉科領域腫瘍患者に対するBenzyrinの使用経験
河辺 義孝
1
,
渡辺 嘉彦
1
,
近藤 隆
1
1愛知県がんセンター病院耳鼻咽喉科
pp.335-338
発行日 1968年4月20日
Published Date 1968/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203943
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Ⅰ.緒言
現在,悪性腫瘍患者の治療には,手術的療法,放射線療法および化学療法があり,これらの合理的な総合的療法によって,治療成績の向上がはかり得られる。
しかしながら,そのさいしばしば,手術創の瘢痕形成による疼痛,根治不能あるいは再発例における頑固な神経痛様疼痛,ならびに放射線による皮膚,粘膜およびそれに付属した組織の障害に悩まされるものである。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.