特集 耳鼻咽喉科領域における症候群
Bruns症候群
pp.1285
発行日 1967年12月20日
Published Date 1967/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203864
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Bruns(1902)が頭の位置の変化によって,はげしい頭痛,嘔吐,ひどいめまいの発作を周期的にきたす第4脳室の脳嚢虫症の一例を報告して以来注意されるようになった。
彼の強調するのは頭位の変化によって,めまい,頭痛,嘔吐の発作がおこることと,発作と発作の間に症状のない時期のあることであったが,これに加えてAlpers and Yaskin(1944)は患者が通常は正中面で,時に少し廻して頭部を前屈した特有の体位をとることをあげた。
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