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神経難聴・メニエール氏病に対するATP-Naの使用経験(アデホスコーワ)
河田 政一
1
,
辻 政義
1
,
日前 健介
2
,
森満 保
2
1九州大学医学部耳鼻咽喉科学教室
2九州大学大学院
pp.997-1002
発行日 1958年12月20日
Published Date 1958/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202138
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緒言
最近の生化学の目覚ましい進歩に伴つて,種々の疾患は新たに生物学的エネルギー代謝の面から再検討されている。
1937年にH. A. Krebsらによつて発表され,Lipmann,Lynen,Wood,Greenらによつて完成されたTCA Cycle(Tricarboxylic acid cycle=Krebs cycle)は,糖質・脂質・蛋白質の共通代謝経路として生体の代謝に極めて重要な位置を占めており,生体の必要とするエネルギーの大部分はこの場所で生成される。
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