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軍陣醫學に於ける血管神經性鼻炎の症候群—27.12.6.於明石町米軍病院
Joseph A. Budetti
1
1米國陸軍
pp.434-436
発行日 1953年9月20日
Published Date 1953/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200963
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一般民間に於てCatarrhとかSinus headacheだとか,とかく氣輕に取扱われているものが,軍陣醫學の立場からすれば等閑に附せられぬ問題となる。本症の臨牀像は多樣であり,たとえ之を上氣道に限局しても,その症候が外種多樣である故に一定の症候群を形づける事は困難である。然しながら個々の症状が一群となつて發生した場合には適切な診斷を下すことが可能であり,更に症状の進行せる場合には,各症候の間に一連の關聯性を見出すことは極めて容易である。
こゝに各症状を發生頻度順並に重要性の順に列記すると次の如くである。
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