Japanese
English
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線状皮膚萎縮を伴つたMarfan氏症候群の1例
A CASE OF MARFAN'S SYNDROME WITH STRIAE ATROPHICAE
平田 欣一
1
,
浦野 和民
1
,
森田 宏
1
Kinichi HIRATA
1
,
Kazutami URANO
1
,
Hiroshi MORITA
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科教室
1Department of Dermatology, Tokyo Jikeikai University School of Medicine
pp.1119-1123
発行日 1964年11月1日
Published Date 1964/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203928
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I.緒論
1896年Franceの小児科医Marfan1)によつて記載された所のMarfan氏症候群は結合組織の遺伝的疾患で,骨格,眼及び循環器系の3系統が主としておかされる。Kachele2)が1960年に初めて当症候群に線状皮膚萎縮を伴つた症例を報告して以来現在迄他科における発表は必ずしも少なしとしないが皮膚科領域に於ては海外において約10例前後報告されているにすぎない。そのうちの4例をA.B.Lovemam3)等がArch.of De—rmatologyに詳細に報告し考察を加えている。
Marfan氏症候群におる3主症状とは次の如きものである。
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