Japanese
English
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新鎮痛鎮痙剤「複合レジタン」の皮膚泌尿器疾患に対する効果
EFFICACY OF THE SPASMOLYTIC-ANALGESIC"RESITAN COMPOSITUM"IN THE TREATMENT OF UROLOGICAL AND DERMATOLOGICAL DISORDERS
弓削 順二
1
,
塚田 収
1
,
斉藤 功
1
,
宮村 隆三
1
Junji YUGE
1
,
Osamu TUKADA
1
,
Isao SAITO
1
,
Ryuzō MIYAMURA
1
1東京都交通局病院皮膚泌尿器科
1Department of Dermatology and Urology,Tokyo-to Kotsukyoku Hospital
pp.571-575
発行日 1964年6月1日
Published Date 1964/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203802
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I.緒 言
向神経性作用(副交感神経遮断作用)を示すアトロピン製剤と向筋肉性作用を示すパパベリン製剤はこれまで,消化管,泌尿器系等の平滑筋の痙攣に対する予防又は治療剤として広く基礎臨床方面に利用されている。
しかしその鎮痙,鎮痛作用の半面,不快な副作用を招くことも少くない。すなわちこれらの製剤は他の副交感神経支配機能への作用として,唾液分泌に対する抑制,心迷走神経に対する作用,散瞳作用等,直接向筋性作用の欠如などの欠点がみられる。今日かかる副作用がすくなく,鎮痛鎮痙効果の優れた薬剤の出現が望まれている。
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