Japanese
English
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Pasini-Pierini型特発性進行性皮膚萎縮症の1例
A CASE OF IDIOPATHIC PROGRESSIVE ATROPHODERMA OF PASINI AND PIERINI
大森 純郎
1
,
浅越 博雅
1
Sumio OHMORI
1
,
Hiromasa ASAGOE
1
1岡山大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Okayama University School of Medicine
pp.567-569
発行日 1964年6月1日
Published Date 1964/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203800
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I.緒 言
Pasini-Pierini型特発性進行性皮膚萎縮症は,Canizares1)(1958)の英語文献への紹介以来,内外の文献にかなりの報告例が見られるようになつた。本邦でも,坂本等2)(昭34)の報告以来,石津等3),坂本等4),広根等5)及び村木6)の5例が報告されている。本症の特徴は,皮膚の陥凹,菲薄化,特異な色調及び組織学的に真皮の深層に変化が見られることであり,年令的には10歳〜20歳代に初発する症例が大部分である。私共は,5歳の男子で典型的な皮膚症状を持ち,然も1歳頃から発病したという極めて年少者の症例を経験した。
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