Japanese
English
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AD軟膏の治験とスンプ法による効果
CLINICAL EXPERIENCE OF "CHOCOLA" VITAMIN A AND D SAHNE AND ITS EFFECT BY THE METHOD OF SUMP
中溝 慶生
1
,
津田 露
1
,
松岡 達郎
1
Yoshio Nakamizo
1
,
Tsuyu Tsuda
1
,
Tatsuo Matsuoka
1
1九州大学温泉治療学研究所皮泌科
1Dept. of Demnatourology, The Institute of Balneo therapeutics of Kyushu University
pp.1029-1032
発行日 1957年11月1日
Published Date 1957/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202101
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緒言
最近ビタミン代謝の定量的検索が盛んに行われて,ビタミンの臨床的応用が盛んになり,即ちFrazier & Hu(1931)がビタミンA(VA)の皮膚病変との関係を明らかにして以来その研究が進み,内外幾多の人により臨床的にも毛孔性紅色粃糠疹,ある種の尋常性痤瘡,ダリエー氏病,老人性角化症,掌蹠角化症等への効果が報告されている。その後更に急性及び慢性湿疹,Wilson-Brocq紅皮症等に有効なる報告があるが,何れもVAの注射,内服によるものであつた。
一方ビタミンD(VD)は古くより湿疹,火傷,慢性潰瘍に用いられていたがVillaret et al(1926),Levaditl et al(1930)等により皮膚潰瘍に用いられて以来その研究は著しく進歩した。
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