Japanese
English
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Kp1軟膏治験
CLINICAL EXPERIENCE OF KP-1 OINTMENT
川村 太郎
1
,
西原 勝雄
1
,
中島 啓雄
1
Taro KAWAMURA
1
,
Katsuo NISHIHARA
1
,
Hiroo NAKAJIMA
1
1金沢大学皮泌科
1Section of Dermatology Kanazawa University, School of Medicine.
pp.875-878
発行日 1959年9月1日
Published Date 1959/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202629
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緒言
ハイドロ・コーチゾン軟膏が各種皮膚疾患に著効を奏することは既に衆知のことであるが,乳剤性軟膏を基剤とし,更に止痒効果を高める意味でベナドリール油を,コーチゾンによる細菌の抵抗性減弱を防ぐ目的でビチオノールを加えたものがKp1軟膏である。本剤は親水軟膏を基剤とする点から,湿潤性病巣に対して使用すると塵々これを増悪せしめることが予想されるが,これは乳剤性軟膏の欠点として小堀博士等の述べている通りである。今般我々は興和新薬より提共されたKp1軟膏を乾燥性病巣を有する各種皮膚疾患に試用したが,その成績について報告する。
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