Japanese
English
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ミカマイシン軟膏の治験
EXPERIMENT OF MICAMAISHIN IN DERMATOLOGICAL FIELD
菊池 滋
1
Shigeru KIKUCHI
1
1弘前大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Hirosaki University School of Medicine
pp.309-310
発行日 1964年3月1日
Published Date 1964/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203737
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I.緒 言
ミカマイシン軟膏は放線菌の一種Streptomy—ces mitakaensisの培養液より分離された新しい抗生物質で,性質を異にするA及びBの2成分からなるため,他の抗生物質に比べて耐性を獲得し難いとされている。従って近年抗生物質の乱用による耐性の獲得が問題となっているおりから注目に値する抗生物質と考えられる。
ミカマイシンA及びBの相乗作用は極めて強力で,他の抗生物質にも相乗作用を有し,主としてグラム陽性菌に対して抗菌性を有することが証明されている。
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