--------------------
2,3皮膚疾患に対するFlavin adenine dinucleotide(F. A. D.)の治験
佐渡 博
1
1京都大学医学部皮膚科教室
pp.1077-1081
発行日 1955年12月1日
Published Date 1955/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201564
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Ⅰ.まえがき
皮膚科領域に於けるVitamin B2の生理作用に関して種々の報告があり,特に光線過敏症,肝機能,ポルフイリン代謝其の他に関係深い事が知られている。即ち,当教室に於いて友田1),安岡2),藤田3)4)等がVitamin B2(以下B2と略す)と各種皮膚疾患との関連に就て実験的並に臨床的に可成り明確に解説を試みている。
一方,Ariboflavinosisで代表される皮膚症状,或いは2,3の皮膚病変に対するB2の治効の優秀な事は既に学会其の他に数多く発表,報告され,多言を要しない程である。
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.