Japanese
English
薬剤
白血球減少症に対するAdenineの使用経験
Experimental use of Adenine on the Leukopenia
渋沢 喜守雄
1
,
斉藤 純夫
1
,
森田 茂
1
,
安斉 徹男
1
,
塩崎 秀郎
1
,
臼井 龍
1
,
高野 晃寧
1
,
大塚 浩之
1
Kishuo SHIBUSAWA
1
,
Sumio SAITO
1
,
Shigeru MORITA
1
,
Tetuo ANZAI
1
,
Hideo SHIOZAKI
1
,
Tatu USUI
1
,
Konei TAKANO
1
,
ŌTSUKA Hiroyuki
1
1群馬大学医学部渋沢外科教室
pp.1013-1019
発行日 1960年12月20日
Published Date 1960/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202686
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悪性腫瘍に対する外科療法の前後に,放射線照射並びに制癌剤投与が必要なことは云うまでもない.しかし,これらの治療経過中,白血球減少症がしばしば現われることは衆知のことである.白血球減少症に対しては新鮮血輸血が主として用いられているが,継続的に使用される有効薬剤は数少ないようである.
Adenineは核酸の構成成分として知られているが,1946年来,フランスのLecoqらによつて放射線障害・制癌剤による顆粒細胞減少症に有効と報告されてきた.
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