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海外トピツクス
pp.251-252
発行日 1954年4月1日
Published Date 1954/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201193
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利尿筋切断術及び利尿筋剥離術
(Sections du Détusor et Décorticatoins Vésicales)
膀胱の蓄尿機能が失われた時に生ずる頻尿乃至は尿失禁に対する今までの対策は,之を三つに大別することが出来る。即ち膀胱に分布する神経に対する手術,膀胱剔除と尿流の変更,及び腸管の利用によつて容量の増加を計るcysto-enteroplasticなどである。こゝで今一つ,膀胱の筋肉自体に働きかけることによつて,失われた膀胱の伸展性を救おうとい考え方を適応したCouvelaire,Magder et Crusson (1953)の利尿筋切断術及び利尿筋剥離術を紹介しよう。
手術々式の概略:先づ大低の場合,下腹部正中切開で入り,膀胱のextraperitonisationを行う。膀胱壁の操作には次の二つがある。
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