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海外トピツクス
pp.255-256
発行日 1953年4月1日
Published Date 1953/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200960
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腎移植による尿毒症の實驗的治療法
歐米では尿毒症の一過性の治療法として,最近一方ではArtificial Kidneyの研究が行われていると共に,他方腎移殖の研究が盛んである。そして臨床的にも既に紹介した如く,相當の期間腎移殖により患者の生命を保持することに成功した報告がある。動物實驗は臨床輕驗よりも古くから行われているが,茲に最近フランスのLe-febvre(1952)が發表している犬に就ての實驗報告を紹介しよう。
彼は120例の多數の犬に於て,兩側腎剔除後他犬の腎を移植して可成り長期間に亘つてその成績を見ている。
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