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Weber-christian病を併發せし皮膚筋炎
橫山 硈
1
,
籏野 倫
1
1慶應義塾大學醫學部皮膚科泌尿器科教室
pp.512-517
発行日 1951年11月1日
Published Date 1951/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200615
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緒言
從來皮膚筋炎に關しては緒外國はもとより,本邦に於ても數例の報告があるが,Weber-christian病に關する報告は主として米,英兩國に散見するのみで,本邦に於ては未だその報告を識らず,又本病を併發した皮膚筋炎に就ての記載もない。余等は顔面,上膊の紅斑,腫脹を主訴として來院した中年女子に對し緒種・検索の結果,皮膚筋炎と診斷し,入院せしめて種々の治療を行つたが,入院4カ月目頃から上膊及び大腿の皮下數カ所に大小種々の硬結を觸れるようになり,臨牀的,並に組織學的所見からWeber-christian病なる事を確定する事ができた1症例を經驗したので茲に報告すると共にWeber-christian病について泰西の文献を參照して考察を加えた。
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